動画見た!驚いた!

昨日鍼灸関連の動画を初めて見ました。

一般向けにツボと鍼の効用を動画にして、インターネット上にアップしたのでしょうか。

学生の時先生が「お灸は痕が残るので、十分注意してすえないと恥をかくよ」と注意してくれました。

それはほかの治療院に患者が行ってお灸痕を見せた時、間違ったツボのあとを見られて恥をかくからだとという意味でした。

10年以上前に地方から来られた患者さんの腕に、無数のお灸痕があり驚きました。

「熱かったんじゃないんですか?」

「それは熱かったですが、腰が痛かったので治るならと我慢しました」

体全体にツボがあることは認めますが、腰痛に手首から肘までびっしりとお灸をする、そんな灸法は聞いたことがありませんでした。

何を学んだんだろうという疑問と、地方ではこんなインチキ治療でもやっていけるんだと思ったことでした。

また按摩の先生がおっしゃったことがありました。

「学校ではみんな同じことを習ってするんだが、卒業すると1万人が1万人全く違うマッサージをする」

基本を忘れちゃうんでしょうね。

治せればいいんですよ。

でも多くが治せないんです。

でも患者はこの世界のことを知らない素人だし、所詮密室の中で起こっていることなので、誰の検証も受けることがないのです。

治療家であろうとすればするほど、このことは肝に銘じておかないといけません。

唯そのようなことを続けいていると、評判が落ちていき営業できない運命が待っていることが、その結果として表れていくことになる。

だが大家になるとまたこれは違った話になる。

「先生そのツボはなんというツボでしょうか?」

生徒の質問に答えて大家いわく「これは私が発見したツボで、何々というツボの下にあるので、下何々と言うツボ名を付けた」

私と同級生は同時にこう考えました。

「あれは先生の気が入りやすいツボなので、別に新発見のツボじゃないよね。我々がそれを使ってもおそらく効かない」

授業の後に話していたら2人の意見が一致していたので、その時は少々驚きました。

しかしそのレベルにまで達していない者には、やはりツボをとる基本は正確にしなければいけません。

動画という簡単なツールで、鍼の宣伝をし世に広めることはこの業界にとってとても良いことです。

しか~しです。

基本を忘れては困ります。

もしかすると最初から間違って覚えてしまったかもしれません。

大リーガーの選手はいつも基本練習を繰り返しているそうですね。

今は情報量が飛躍的に高まりましたから分かったことですが、昔は大リーガー級の選手はもう最初から素晴らしい技術を持っているんだと、そう思っていました。

まれに選手が日本で野球教室を開くと、基本のことしか言いませんでした。

ちょっと意外な気がしたものでした。

今はそれができないとMLBには上がれないと常識になっていますが、当時は才能ある選手が大リーガーなのだと勘違いしていました。

人前でプレーするならしっかりとした基本を覚えてから、素晴らしい技を見せることができるのです。

簡単な症状なら鍼を刺すと消えることがあります。

ルーキーリーグか1Aクラスの治療ならそいういうことです。

でも2Aに上がるには相当の努力が必要です。

そして才能の片鱗も見せないと。

3Aに上がるまでにはルーキーリーグから数えて、8年はかかると聞きました。

そこまで基本基本の繰り返しと、過酷な環境で気力体力を養ったものだけが、その上に行けるということです。

自分が取っているツボの位置、時々確認しましょう。

体の場合2センチずれたら効かないよと学校で習いました。

高麗手指鍼の先生は、2ミリと仰っていました。

体と手のひらの大きさの差ですが、でもその範囲内なら誤差は自分の気で補えるということです。

他山の石として、私も時基本練習を反復しましょう!

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